【CTOインタビュー】東大大学院卒の漢の大いなる野望。「僕は有名になりたい」

28 8月

 

こんにちは、セールスの藤田です!

今回のインタビューを受けていただいた方は

弊社のCTO(最高技術責任者)西山さんです。

 

東京大学理学部物理学科→東京大学大学院で素粒子理論Ph.D.(博士号)を取得。

頭の造りがわたくしのような凡人とは違う方です。(凡人以下だぞ!というツッコミは受けませんからね!)

会社に出勤されても、あまり西山さんの声を聞くことがないのですね。

ひたすら寡黙に画面と向き合っている職人肌のCTOです。

 

しゃべっていないと死んでしまう回遊魚のような奴らが3人集まっている営業チームのMTGに、CTOも技術面のアドバイザーとして、たまに同席していただくのですが。

西山さんのお声が発せられるのにも気づかず、我々営業チームの3人がギャーギャー騒いでいて、望月社長に「みんな!西山の話を聞いてあげて!」と注意されるのが日常茶飯事の始末。

うるさくて申し訳ありません。

寡黙なのに、なぜか社員みんなに愛されているという美味しいポジションの(勝手に思ってます)西山さんを直撃しました。

なかなか、文章で西山さんの雰囲気を出すのは至難の技なのですが、点々や行間の隙間などで読み取っていただけると幸いです。

さて行きます!

 

↑実は、音楽もやってらっしゃいます。

 

ー西山さん、本日はお忙しいなかありがとうございます。

は、はい…僕はあんまり話すことないですよ…

ーはい??すみません、ごめんなさい私耳が悪いのでもう1度お願いします。

な、なんでもないです。やりましょう。

ーなんかすみません….西山さんの小さい頃の話を聞きたいです。神童でしたか?

いやいや…九州の田舎生まれなので、外でよく遊んでました。楽しかったです。

ーどんな遊びをされていたんですか?

魚釣りですね。あんま釣れなかったですけど。アジとか、キスとかですかね。

ー釣って食べるんですか?

そうですね。

あとは山の中入って行って、木を切ったり。よく外で遊んでました。

ー幼少の頃なのに、自給自足を目指されたんですね。

いえ、遊びでやってましたよ…今でも割と魚釣りは好きですよ。

ー勉強を頑張り始めたのはいつくらいなのですか?

いやー正直特にがんばったとかはないんですよね。部活が結構厳しかったです。

中学校3年間、柔道部に所属していたんですけども。先生がすごい怖かったです。

ー私も中学校3年間柔道部だったんですよー

(急に当時のトレーニング「えび」「匍匐前進」を社内の床でやり始める藤田)

ちなみに柔道の練習で一番きつかったのはなんですか?

えっと腕立て伏せです

ーえーそういう時は乱取り(自由に技を掛け合って模擬試合のような稽古)とかいうんじゃないですか

…すみません。確かに辛いですね

ー得意技はなんでしたか?

背負い投げですね。その頃は体も小さかったので、相手の中潜り込んでました。

ー(西山さんのお腹をみて)ちょっと今は無理そうですね….

…ど、どうでしょう…

ー失礼いたしましたっ

学校の勉強は少ししかしてないとおっしゃられてましたが、テストの点数はどれくらいでしたか?

….だいたいいつも100点でした。テスト週間の時ははしっかりやってましたからね。

ー1週間だけしっかり勉強して、100点って、普通の人は無理ですよ?

そうですかねえ・・・・

ー高校で出会った現在のCEO望月さんとの第一印象は?

今ほどごつくなく、大人しそうだったと思う。
その頃はそこまで話もしていなかったです

(仲良くなかったよな!と後ろで仕事してる望月さんからツッコミ)

 

ー大学で東京に行こうと思った理由は?

最初は九州大学工学部に行こうと思っていたんですけどもでもなんで東大に行ったかというと。

高校で優秀な人間が志願していける東京大学見学旅行というものがあったんです。
高校のOBが代々カンパしてくれて自分で1万円くらい負担したら東京に見物いけるんです。
社長の望月も一緒に行きましたよ!
それで…一回東大のキャンパス行ってみたら入学したいなと思って。

ー東大に行ってみたいな、と思って受験受かっちゃったんですね。ただひたすらすごいです。

東大模試があったのですが、

実は2年生の時にA判定とったんです。

ー2年の時にA判定?????おったまげーですよ。

そのあとはB判定になったりもしたんですが、無事に東大に受かりました。

ーさすがに高校の時は勉強してたと思うのですが、どれくらい勉強してましたか?

高校時代は学校には朝7時半から夜8時くらいまでいて勉強してました。
帰ってもやりますけど12時くらいには寝てました。
宿題もあったので本当ずっと勉強してました。

ー無事に東大に入学されて。大学でどんなことを勉強されていたのですか

物理学を勉強してました。大学院まで行ってました。
物理を専攻したのはですね、自然の仕組みとか知りたくなるじゃないですか?
自然の仕組みをずっと追いかけてると世の中どのように成り立っているのか分かってくる。
それをさらに突き詰めると、原子とか分子の話になってきて。

その先に素粒子の理論があるんです。

ー哲学的ですね。

素粒子の理論にも3つほどあって、実験から始まるんですけども。

加速器作っている人たちがいて素粒子ぶつからせてどうなるかっていう実験をさせてた。

ーぶつかったらどうなるんですか?

光が出たり、新しい素粒子が出てきたり。

面白くて、研究者になろうと当時は思ってました。

ーこんなに嬉々としてお話されている西山さんを拝見するのは初めてです。ちなみに新卒で入った会社はどこだったんですか?

ここ、MapleSystemsです。

ーエエーそうなんですね物理学勉強してたのに、なんでエンジニアになろうと思ったのですか?

大学の授業でプログラミングも結構やってたんですよ…。
多分持ってる本の半分くらいはプログラミングの本でした。

そして実はですね。2年間オンラインゲームにハマってたんです。
研究もほとんどやらずにいまして(苦笑)

2年間ハマったおかげで30歳で大学を卒業することになったんですね。
30歳にもなるとなかなかどこの企業も採用してくれなくなっちゃいました。

ーなんか、もったいないというか、なんというか。

就活してた時に、たまたま駅で望月と出会ったんです。井の頭線の渋谷駅で。

怖い人に絡まれたと思いました。

その時に、あ!望月じゃんって一応分かりました。

ー怖い人じゃなくてよかったですね笑

今就職先探してるんだけどって話になって、んじゃうちどう?ってなりまして、入社しました。

ー運命の出会いですね!
さて、数多くの企業様からご指名で開発を受けたりする西山さんですが、今まで開発で面白かったことは?

ソシャゲーの開発ですかね。BtoCでユーザーの声がすぐに聞けたので楽しかったです。

その当時、2chがまだ盛り上がっていたので、
バグが発生したりすると2chに書かれたり、まだメンテやってんのかよとかって叩かれりして。

ー叩かれるのが楽しいのはエムということですね?笑

あ、いや….そんなことはないと信じてますが…

バグは楽しくなかったけど、
ユーザーの声がダイレクトに聞けるってのは面白かったですね。

例えば銀行のシステムの開発とかだとそのシステムの先の使っている人の反応が全くわからないので….

ーこれから先どのようなエンジニアになっていこうとかってありますか?

色々勉強して行って。

有名になりたいですね。

エンジニア業界で。

 

(西山さんの意外でしかない発言に社内の全員のメンバーが騒然となりました)

ーイメージする人とかいますか?

まつもとゆきひろさんとか。

(注:Rubyというプログラミング言語を作った方です。cookpadさんや楽天さんもRubyという言語で書かれているWEBサービスです)

ーか、かなりの有名人ですね。安心してください。
我々がサービスを大きくして西山さんのことを有名にします!

ありがとうございます。楽しみにしてますね。

ー世の中のほぼ全てのコードを書けて作りたいものを作れる西山さんですが、エンジニアになりたいと思っている人たちに何かアドバイスがあれば

好きな言葉がありまして、ジョジョの奇妙な冒険からの言葉なのですが、

ぶっ殺すと心の中で思ったなら、その時すでに行動は終わっているんだ

という言葉が好きなのです。
なりたいなら、なってやったと言えるようになってください。(キリッ)

ー….(すみません、やっぱちょっとわかんないっす)その心は?

なりたいのならまずは努力をしてください。努力なくして何も成し遂げられません。

Hello worldでもいいので、まずはコードを書きましょう。

ーありがとうございます。今だから!インタビューのどさくさに紛れて望月さんに提言したいことがあれば!今ですよ!

特に….ないです。いつも感謝してますよ….。

スーパーマーーーン!

いつも寡黙でなんだかんだいじられキャラのCTOの口から

有名になりたいという言葉が飛び出すとは!!!

驚天動地な事件でした。

いつの日かエンジニアの歴史に西山さんの名前が刻まれるよう

我々もしっかり営業しなくては!

長文、お付き合いいたただきましてありがとうございます。
個人的に西山さんのプライベートな部分も聞けてとても楽しい会でした。
さて、次は!トミーさんに行こうかなっ!

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